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幽香がカレーを食べるはなし

大雪です。
さむいです。
カレーが食べたいです。

そんなわけで、手なりどころか勢いが全てのノリSS。
大阪旅行中に大半を書いてしまいました。
セリフオンリーですが、幽香の涙目っぷりをお楽しみくだしあ。


「アリス来たわよー」
「呼んでない」
「上海今日もかわいいわねー」
「聞きなさい」
「シャンハーイ」
「しゃべった!」
「私の腹話術よ」
「……で、今日のご飯は?」
「カレー」
「……辛さは?」
「中辛」
「よっし」
「何が」
「ご飯多めで!」
「……どうして、毎度こうなるのかしら」


***


「はい、どうぞ」
「わーい」
「ワーイ」
「楽しい?」
「全然」
「まぁ、いいわ。私も食べるし」
「……ねぇ、アリス何それ」
「え? チリ・ペッパーよ?」
「このカレー、最初茶色だったわよね」
「そうね」
「……血でもかけたような色よ」
「中辛を、ここまで辛くするのが好きなのよ」
「何で辛口にしないの?」
「あんたが、食べられなくなるでしょうが。蜂蜜大好きの超甘党のくせして」
「あらー、私のことそんなに考えてくれてるのねー?」
「食材提供者だもの。あんたの方が、想ってくれてるんじゃなくって?」
「うっ」
「えっ?」
「……」
「…………」
「いただきます」
「いただきます」


***


「うん、よく出来てる」
「……」
「今日は、ちょっとガラムマサラを多めにしてみたのよ。どうかしら」
「……」
「サフランライスも作れば良かったわね。もうちょっと、香りが欲しい」
「……」
「ねぇ、聞いてるの?」
「……ほあああああああああああああ!」
「?!」
「辛い! 辛すぎるわよこれ!」
「え、普通でしょう」
「蜂蜜! 蜂蜜を頂戴!」
「そんなに?」
「ヤケル! 口の中焼けちゃう!」
「……はい、ハニートースト用なんだから大事に使っ」
「ちゅー! ちゅー!」
「何口つけてるの! せめて、直接口にたらすとかにしなさいよ!」
「死活問題なのよ!」
「大げさな……」
「信じられないわ……なんで、そんなに真っ赤なカレー食べられるのよ」
「美味しいのに」


***


「でも幽香、辛くないカレーなんてカレーじゃないわよ」
「何を言っているの、辛味と芳香こそカレーじゃない」
「いいえ、甘さっていうのは子どもにうけるわ」
「そうね」
「つまり、未来への架け橋を貴女が作るのよ!」
「椅子が倒れた。うるさい。私とあんた以外に誰がカレーを食べるのか」
「アリス、食料は愛情を以って調理しなければならないのよ」
「愛情たっぷりよ」
「食料への愛情は?!」
「私のお腹の中」
「育まれるのね」
「ええ」
「アリス! 私たちの子よ!」
「! 幽香!」
「アリス!」
「おりゃー」
「痛い! なんで叩いたの?!」
「あんたの子を、身篭った覚えは無いわ」
「でも、食材を育てたのは私よ」
「食べたのは私ね」
「つまり、私の子は貴女のお腹に」
「なるほど。幽香!」
「アリス!」
「おりゃー」
「痛い!」
「もう帰ってよ」
「いいえ、泊まっていくわ。夜這いしないと」
「する度胸も無いくせに」
「あるわ!」
「いいから、カレー食べちゃいなさいよ。片付かないわ」
「蜂蜜かけていい?」
「駄目」
「うわーん」
「コドモジャネーノ?」
「上海まで!」


***


 結局、幽香は本当に完食するまで寝かせてもらえなかった。
 蜂蜜をしゃぶりながら、食べたという。
 

2010.03.09 | | Comments(0) | Trackback(0) | SS

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